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投稿日:2021.10.11
更新日:2023.01.18
バラマキ合戦 ー次世代に「失礼」だ
衆議院選挙を前に、いつものバラマキ合戦が始まりました。「与野党、一斉に「分配」主張 経済支援、衆院選を意識 (時事通信)」という見出しも踊っています。
選挙前のバラマキ合戦はいつもの風物詩ですが、情けないことに、それが酷くなっています。
まさに「パンとサーカス」。
新型コロナ下で、政府は異常なまでに財政支出を拡大してきました。本当に困っている人を助けるための、不可欠な支出もありました。しかし、「悪乗り」としか思えないようなバラマキもありました。
そして、新型コロナの感染状況に改善がみられるいま、選挙前にまたバラマキです。こんなことで、社会、財政、社会保障制度の持続可能性を高めることができるのでしょうか? 何より、次世代にどうやって説明するのでしょうか?
財務次官がバラマキ批判を雑誌に寄稿したことに対して、与党から批判の声が上がっているとか。自民党政調会長は「失礼、ばかげている」と言いましたが、ばかげているのは、このような政治家が繰り返すバラマキという愚策であり、それこそ子どもたちの世代に「失礼」です。
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持続可能な社会をつくるためには、当然のことながら財政規律は不可欠であり、本来であればさらなる消費増税や保険料引き上げも含む「異次元の負担増」も必要なくらいです。
次の世代のために、持続可能な社会をつくるために、特に与党の方々には冷静・賢明な判断をお願いしたいと思います。