OUR ACTIVITIES活動内容
リサーチResearch
科学的知見に基づく疾病予防プログラム
たとえば、過体重、肥満や糖尿病などの疾病予防で成功するためには、公衆衛生や行動科学に基づいた適切な介入プログラムの立案と実施が不可欠です。ナッジ理論のように近年注目されている行動科学分野の成果を行動変容に適用することはもちろん、雇用・経済、住宅や都市計画、モビリティー、食生活など、個人の健康を取り巻くあらゆる要因(健康の社会的決定要因)を考慮した、適切な戦略と介入プログラムを、地域の特性に応じて立案します。サステナヘルス独自のリサーチ活動のほか、企業、団体、政府機関などの依頼に基づく、オリジナルのリサーチプロジェクトの企画立案および実行支援も行います。
アフターコロナも見据えた持続可能な地域医療
持続可能な社会やライフスタイルを考える上で極めて重要な役割を果たすのが、地域における健康・医療を軸とした「まちづくり」です。ライフスタイル、雇用経済の状況、健康上の課題、医療需要等には大きな地域差があります。また、地域医療構想に基づく医療機関の機能再編や、地域における複数施設の連携など、都道府県や市町村はもちろん、地域の医療提供者やコミュニティーが主導してさまざまな取組みを進めていくことが求められています。地域における公衆衛生政策・医療政策の立案と実行が極めて重要であり、まさに「地域が主役」といえます。 サステナヘルスは、このような取組みの戦略とロードマップ作り、住民との議論や理解を促すための啓発活動も含めた実行支援も行います。また、地域の医師、薬剤師、医薬品メーカー・医薬品卸などと協働で、地域別の薬剤推奨リスト(フォーミュラリ)を推進する取組みも行っていきます。
地域の特性に応じた世論調査、住民意識調査
公衆衛生や医療政策の主役は、言うまでもなく市民です。公衆衛生や医療ニーズと同様に、市民の意識やニーズも地域によって大きく異なります。このような、地域における市民の生の声をタイムリーに把握することで、政府や研究機関が実施する全国レベルの世論調査では分からないキメ細かなデータを把握し、政策立案や市民のサポートに活用します。調査の設計や分析は公衆衛生や統計学の第一線の研究者が行います。
これらの調査は、地域での政策立案や実行はもちろん、企業の地域単位でのマーケティング活動などの際に活用されることもあります。